その2

tt-02 slipper clutch

作成したスリッパーの展開図

京商EPフェザーコブラのスリッパーシャフトが今回の主役です
FA210 メインドライブシャフト @450en

金ノコでピン穴付近を切り落として、ノーマルパーツを参考に
同じ形に近づけます。内径5mmのパイプを使って削りすぎ防止ガイドを作っておくと便利です。

手持ちの使わない5mmのシャフトなどがあれば1回削りの練習をすると感覚が掴めて良いと思います。私も1回使わないシャフトで練習しました。

シャフトの穴を避けて切った為に若干長さが短くなりましたが・・・

※ベベルピニオンの中心軸合わせについて
両面Dカットした部分と1150ベアリングの間の2.5〜3mmぐらいの所が真円になっておりますので、その部分がベベルピニオンの中心を決めるので、両面Dカットを失敗しなければ中心軸は簡単に決まります


この小さいパーツが非常に重要なパーツです。強度と精度を必要としますのでステンレス製が良いと思います。このパイプでスリッパースプリングに画像の青いアルミナットを通じてテンションを掛ける様になっております。

DB-01のスプリングだと思いますが、全長が短くステンパイプがスプリングの中にめり込まない太さを選んで下さい。めり込み防止の為にスプリング上部にワッシャーを1枚噛ませております。

 画像のパーツはDT-02の中空ステンパイプを使用しております。


京商 FA212 Kobra<コブラ>のスリッパープレートは鉄で出来ており非常に重いです。
今回はセンターシャフトも鉄なので駆動系の重量がハンパないの。

スパーはTRF201 48ピッチスパーギヤ (79T) *SP-1415 @315en

中心軸の穴のサイズが3/16インチ(4.7625mm)なのでKobraのシャフトの5mmに拡大します。薄皮1枚ほど削るだけですので簡単です。写真のステップドリルが使いやすいです。



画像のシャフトはタミヤのトレーラースカニアに使われているシャフトです。他メーカーの長さが同一のアルミシャフトも試して見ましたが、カップにシャフトが干渉してノイズが酷いので鉄製で重いですが暫定採用です。
TAMIYA 1/14 SCANIA center shaft


車体に組み込んだ際にスリッパースプリングのテンションを変更してもスリッパークラッチ全体を前後に動かしてみて0.5mm前後のカタ付きが出来れば完成です。

スパーが48ピッチ 79Tの場合のピニオンは最小でモーターマウント16Tの穴の位置で、48ピッチの17Tのピニオンギヤが最適かな?

ギヤ比はスパー79T ピニオン17Tで 11.462:1 とバギーには丁度良いぐらい?

なぜ、疑問系かというとまだ走行テストはおろか、車体も組み立てておりません! 完全に机上の空論スリッパー作成作戦ですが、耐久性はまず大丈夫でしょう。